障害年金のこと、専門の社会保険労務士に相談してみませんか

障害年金をご依頼いただく社労士として

ここ1年ぐらいでしょうか。障害年金請求の仕事に携わるものとして、ときどき悲しくなるというか、胸が痛むような記事やHPを目にすることがあります。

どのような内容なのかというと、

「障害年金の請求で利益をあげる」
「社労士の資格があれば簡単だから誰にでもできます。ノウハウを教えます。」

といったものです。
実際の文章はもっと過激で、品格というか、衝撃を受けました。

つまり、社会保険労務士の資格さえあれば誰にでもできるから、障害年金業務で利益をたくさんあげて経営を安定させていこうという感じのものです。
人によっては、また違ったようにもとらえられる方もいらっしゃるかもしれません。

さらに、全く同じ事例を使い回ししているHPが複数あることを発見したときには、正直驚きました。
これって、良いのかしら?と。

同じような、電話を持ってい女性が写る画像を使って清潔感を出し、「着手金無料」という言葉や、一見、行政機関だと勘違いしてしまいそうな名前をつけているHPも見かけます。

以前はこういったHPを見かけることは無かったのですが、社保庁時代から年金業務を担当されていた方が社労士開業されるときに相談を受け、久々に「障害年金」「社会保険労務士」でHPを検索すると、上記のような不思議なHPをいくつも発見したのです。

同じ社会保険労務士として、このままだと、障害年金の請求代理をされている社労士のみなさんもまとめて誤解されたような形で周知されてしまうのではないかという危機感を覚えました。

ここのところ、メディアでもこのことを取り上げられているのを見たり、厚生労働省で開かれている検討会でも、医師より社労士の印象を悪くとらえられているような、あれ?と思われる発言を耳にして、残念に思っています。

私の個人的な考えお伝えすると、確かに、私たちは民間ですから、無料でご依頼をお受けすることはできません。

税金などを資源に運営している行政機関とは違いますので、料金が発生しますし、そうしなければ続けていくことができなくなります。

どうしても無料にこだわる方は、税金などを資源に運営されている行政機関(年金事務所や市区町村)をご利用されることをお勧めするしかないのです。

ただ、利益のことばかりを考えて続けていける仕事ではありません。

仕事や業務というと、なんだか少し冷たく感じられてしまうかもしれませんが、ご依頼をお受けするからにはそれだけ真剣にプロとして取り組ませていただきます。

私たちにご依頼いただく多くのものが難しく、全く障害年金を知らなかった方や障害年金に携わってこなかった方が理解するには困難なケースがあります。

障害年金を簡単だと言い切れるのは、障害年金の恐さを知らない方かもしれません。

障害年金は特にそうですが、知れば知るほど、勉強すれば勉強するほど難しく落とし穴があると日本の年金制度全般について感じています。

毎日何人もの相談を受けている年金事務所の職員だって、即答できないことが多いのです。

即答できないのは、恐さを知っているからだと思います。それでも、多くの方のご相談に次々と即答できるのは、年金事務所に1人いるかいないかのベテランか、相当適当な人かどちらかと思われます。

ご相談いただくものの中には、ご本人が無理なくスムーズに手続きできるようなものもあります。そういった場合は、お話させていただいたうえで、ご本人が手続きされれば良いと考えています。

ただ、多くの方から、「依頼して良かった」「1人では無事に支給決定まで進めることはできなかった」とお言葉をいただきます。

私も、「知らずにこのまま請求していたら危なかった」、「ご依頼いただいたほうが良かった」と実感することも多いです。

それくらい、油断できない案件が多いですし、それだけの時間をかけて慎重に進めています。

勉強会で事例を研究したり、医療書まで細かく調べたり、再審査請求を傍聴して、傾向やポイントを確認したりするにも時間をかけています。ご依頼いただいた方々の少しでもお力になれるように、アンテナをはっています。

ご依頼者さまにどこまで見せられているかは分かりませんが、労力と時間、何よりも気持ちを込めて、一生懸命取り組まれている志の高い社会保険労務士もたくさんおられます。

決して、利益だけを求めて続けていける仕事ではないと感じています。
ときには再審査請求まで長期に関わらせていただくことになる可能性も覚悟の上で受任させていただいておりますから、「この方のために」と思わなければなかなか続けていけません。

感謝してくださる方がいる、ありがとうと言ってくださる方がいる、必要とされている実感がなければ続ることはできないでしょう。

ときに、所詮自分は同じ病気ではないから気持ちが理解できないのではないか、役に立てているのか、何か余計なことを言ってしまっていないか、などを考え、胸が苦しくなることもあります。

明日は、そんな思いで、最後まで希望を持ち続けたご依頼者さまにお会いしていきます。

もし、どの社労士に相談したらいいか迷われている方がいらしたら、次のポイントを確認されてみるといいかもしれません。

・障害年金を得意としているかHPなどで確認する。
社労士業務といっても幅広いため、障害年金を受任していないこともあります。

・極端に料金が安い場合は、開業して何年目か確認する。
開業間もない方は実績を増やすために料金を低く設定している場合があります。

・着手金無料とアピールされている場合は、
雑費や経費などの費用がかからないか確認する。
着手金無料としていても、実際には他の名目で料金を発生させるケースもあると聞きます。

・社会保険労務士の障害年金初回申請の報酬相場は、障害年金に力を入れててきた開業7年目となる私の感覚では、
『着手金は30,000円又は20,000円』のところが多く、
『報酬金は年金2ヵ月分又は、初回振込額の10%のいづれか多い額』としているところが多いです。
上記の金額よりも低い料金設定をしているところでは、何か理由があるはずですので、ご確認されるといいと思います。
また、上記の金額よりも高額な料金設定は、正直、高すぎると感じます。
障害年金の申請で専門家がどんなにかかわれる部分があったとしても、限界はあります。
弊所では、障害年金の一連の初回請求手続きにおいて、上記の金額よりも高額な金額設定は、重ねて、高すぎると感じます。

・受任した案件について、万一の場合でも再審査請求まで対応可能かどうかを確認する。
初回請求を受任したにも関わらず、再審査請求ができる案件でも、断るケースが考えられます。

・自分の都合ばかりに合わせて、スピードが遅すぎる。
特に事後重症請求される場合は、はっきりご依頼された事務所に伝えましょう。

なんだかまとまりのない文章になってしまいましたが、一部の方々の行動で、すべての方が誤解されないでいてほしいと思います。

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